ポリエステルやナイロンなど、石油由来の化学繊維もプラスチックです。ほつれればマイクロプラスチックになるし、健康被害の原因となります。
先進国で使われた古着が発展途上国に輸出されていますが、そこにも美辞麗句では済まされない現実があります。リサイクル用廃プラスチックとして輸出されるものも含め、廃棄物処理インフラが整っていない国に輸出すれば、使える部分は使うけれど、使わなかったものは野積みや放置がされてしまいます。目の前から消えたから解決されていると思うのは思い込みでしかないかもしれません。最後の処分まで想像して消費する習慣が必要ではないでしょうか。
消費者への啓発活動に取り組む鎌田安里紗さんが現地に行って取材された「ケニアで見た「大量廃棄」の現実 鎌田安里紗がリポート」という記事(文:木村和花さん)をぜひご一読ください。