廃棄物ケミカルリサイクル新技術の開発にJFEエンジニアリングと積水化学工業が取組を発表。

 2月16日の鉄鋼新聞記事によると、JFEエンジニアリング社と積水化学工業社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の資金補助を受けて廃棄物ケミカルリサイクル技術の共同開発に取り組むと発表しました。

 小型炉を用いた開発や大規模実証試験を23~30年度の8年間に取り組む計画です。役割分担は、JFEエンジニアリング社が廃棄物を高温でガス化して高品質な合成ガスを取り出すガス化改質技術の確立をめざし、積水化学工業社が精製合成ガスを高収率でエタノール化する技術の開発を担当します。

 開発する技術は、廃棄物を合成ガスなど基礎的な化学品原料に変えて取り出す「ケミカルリサイクル」の新手法で、長年の運転実績を持つサーモセレクト方式のガス化溶融炉の技術を応用するとのことです。
 取り出した合成ガスは、持続可能な航空燃料の原料や水素源として活用できる見通しです。

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