3R+Renewable

環境保護のキーワードと言われているのが、リサイクル(Recycle)、リユース(Reuse)、リデュース(Reduce)の「3R」です。最近は、3Rに「Renewable」が加わるようになりました。


「リサイクル」とは、廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用することで、それを可能とする製品設計、使用済製品の回収、リサイクル技術・装置の開発などもリサイクルの取り組みとなります。

「リユース」とは、使用済製品やその部品等を繰り返し使用することで、それを可能とする製品の提供、修理・診断技術の開発、リマニュファクチャリングなどが挙げられます。

「リデュース」とは、製品をつくる時に使う資源の量を少なくすることや廃棄物の発生を少なくすることで、耐久性の高い製品の提供や製品寿命延長のためのメンテナンス体制の工夫などです。

「リニューアブル」とは、「再生可能な資源に替えること」です。たとえばプラスチック製のレジ袋をバイオマスプラスチック製に替えていくことがこれにあたります。日本でも政府によって2030年までにバイオマスプラスチックを約200万t導入することが目標として定められています。

プラスチックのリサイクルは他国に比べて日本は進んでいるように見えますが、日本の集計はサーマルリサイクルと呼ばれる燃料としての利用もリサイクルに含まれています。それを含まない海外のリサイクルとは集計する対象が違うので、単純に発表している数字を比較することはできません。だから発表数字が他国より高いとはいえ、それで安心してはいけません。海洋プラごみ問題を解決しようとするなら、 3R+Renewableのアプローチが必要です。

リサイクルにおいては、ひとり一人がリサイクルしやすいよう分別、捨て方の習慣を見に潰えること。製造者においては、リサイクルしやすいよう単一素材のものを設計・生産すること。

リユースにおいては、手元にある物をできるだけ丁寧に長く使い、使い捨て習慣から離れていくこと。

リデュースは廃棄するプラスチックを根本的に減らす最も重要なことなので、使う物を選ぶときに自然分解が可能な素材でできているもの、リサイクルがしやすい単一素材ものを選ぶこと。

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