半数以上の人が検出される血中マイクロプラスチックは、血管疾患を起こす可能性が高いことが判明

カンパニア大学ルイジ・ヴァンヴィテッリ校の心臓病学研究者であるラファエレ・マルフェッラ(Raffaele Marfella)氏を筆頭筆者とする、2024年3月6日付で『New England Journal of Medicine』に掲載された論文では、脳に血液を運ぶ動脈にたまったプラーク(脂肪の多いコレステロール)について調査し、プラーク除去手術を行った257人の調査対象患者のうち、その半数以上の患者のプラークがマイクロプラスチックやナノプラスチックを含んでいたことを確認しました。
この調査対象者を、その後34カ月にわたってモニタリングしたところ、プラークにマイクロプラスチックが含まれていた人は、そうでない人に比べて、非致死性の心臓発作や脳卒中を起こしたり、何らかの原因で死亡したりする可能性がほぼ5倍高いことが判明し、血管内にマイクロプラスチックがある人は、そうでない人に比べて心臓発作や脳卒中を起こしたり、早く亡くなったりする可能性が高いことが明らかになりました。

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