ポリエチレンだった農業用マルチシートを、土中で分解される素材に変えていこうとする農林水産省の働きかけ。

農業用マルチシートとは畑の畝(うね)を覆うための資材ですが、野菜を育てる畝にマルチシートを敷くことで、雨が降った時に畝が崩れて土壌が流れてしまうのを防いだり、雑草を抑制したり、地温の調整や病気から作物を守るなど、まさにマルチな効果があります。

昔のマルチシートはワラなどの天然素材でしたが、近代では価格の安さや手軽さ、効果の高さなどの理由でポリエチレン等のプラスチック素材が使われてきました。しかし、ポリエチレンは紫外線等で柔軟性が失われて細かくなりますが分解はされないので、土中でマイクロプラスチックになってしまうという問題が注目されるようになってきました。

そこで農林水産省は、地中で分解する生分解性マルチシートの導入を促進するために「令和4年度生分解性マルチ導入促進事業」の募集を開始しました。 詳しくは下記をご覧ください。

農林水産省「令和4年度生分解性マルチ導入促進事業の公募について

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