当社団で主張してきたことでもありますが、海洋学者のSarah-Jeanne Royer氏の調査発表により、生分解性プラスチックと謳われているものでも海の中では分解されないことが再確認されました。
Royer氏 らの実験では、消費者が堆肥化可能や生分解性であり、環境に優しいと宣伝されている「ポリ乳酸(PLA)プラスチック」のほか、セルロース由来(コットンのような)繊維素材、石油由来(ポリエステル、ポリプロピレンのような)繊維素材、そしてそれらをブレンドした繊維素材サンプルを小さなゲージに入れ、一部のケージを海の上に浮かべ、他のゲージは10メートル沈めて実験されました。
14カ月観察した結果、自然由来の素材は分解され始めていることが確認されていましたが、石油由来の素材は分解されませんでした。また、自然由来のプラスチックサンプル(生分解可能と謳われているもの)も分解の兆候が見られませんでした。
出展:詳しくは下記のリンク記事をご覧ください。
GIZMODO「生分解性プラスチックが海の中で分解されないことが判明」2023.06.03より