[2021年1月5日] 海洋プラごみが解決されない原因のひとつが、海から引き上げたゴミに付着した塩分、有機物、水分によってごみ処理に手間がかかり、費用が地上ごみの数十倍になるというコストの問題です。このため、漁師が回収してくる漂流ごみも、ボランティアが海岸で拾ってくる漂着ごみも、地方自治体にとっては負担が大きく通常の事業とすることができません。事業化できないのでイベントとしてやるくらいしかできないので、本格化できません。この問題を解決するには、塩抜き工程不要、分別不要、水抜きだけすれば処理できる新しい処分技術が必要です。幸い、技術そのものは既に候補がいくつかありますので、その技術を使ったリサイクル処理施設がいつから稼働できるのかが焦点となります。わたしたちは技術者へのコンタクトを始めました。
瀬戸内4県対象「ごみ回収の推進等に関する助成プログラム」の募集