海洋研究開発機構などの各国の研究グループが 2014〜24年に北大西洋や北太平洋、インド洋などの約1900カ所で調査したデータをもとに解析した結果、陸地や川から流れ込むマイクロプラの濃度は沿岸域で高く、中央値で沖合の30倍以上に達した。植物プランクトンなどがマイクロプラに付着して沈み、沿岸域にとどまると考えられる。
また、海中を漂うプラスチックの微粒子は、海面付近から深海まで広く分布していることを突き止めた。魚介類などが体に取り込み、生態系に影響を及ぼす可能性がある。これまでは海中の詳しい分布は分かっていなかったが、研究成果は英科学誌ネイチャーに掲載された。
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